どの階で稼いでも、払うのは残りの4人
1階は9か月かけて効いてくる地面。2階は毎週の勝負。3階は1試合で終わる事件。4階は8月に言い切った分だけ返ってくる。下位クラブは1階で安く買え、2階で倍率が高く、3階では狩る側に回れる。3階の有利不利はイコライザーで開幕前に相殺してある。右の%は、実際に順位をどれだけ動かしているかを5,000シーズンぶん試算した実測値(→ 05)。
アーセナルが72で終わったら、1円も入らない
勝敗への効き 約50%抽選で1人4クラブ(5人参加の場合)。各クラブには開幕前に「ライン勝点」が置かれている。シーズン終了時、実際の勝点がラインを何点上回ったかを全クラブ分合算する。
言い換えると、持ちクラブが勝てば+4.5万pt、引き分けで+1.5万pt。そのかわりシーズン開始時点で、ラインぶんのマイナスを背負っている。強いクラブほど背負う額が大きいので、アーセナルを引いても得はしない。
毎週ひとつ選ぶ。当たれば3倍、外れても3倍
勝敗への効き 約39%毎節(週1回)、自分の持ちクラブから1つをキャプテンに指名する。そのクラブのその節の成績が、ライン基準で3倍に効く。指名を忘れた場合は、自動でライン最上位のクラブ(=いちばん振れないクラブ)が入る。
ここが毎週の主戦場になる。ラインが低いクラブほど1節あたりの期待値が小さいので、勝ったときの上振れが大きい。ハルにキャプテンを付けて勝てば、アーセナルのほぼ倍のリターン。外せばそのぶん沈む。どのクラブを選んでも期待値は同じで、変わるのは振れ幅だけ――だから「今節はどこが勝ちそうか」を9か月間ずっと考えることになる。
ハルがアーセナルを食った夜、77,500が動く
勝敗への効き 約8%ティアはもう使わない。2クラブのラインが 12以上 ひらいている試合で、ライン下位のクラブが勝ったときだけ発生する。負けた側の持ち主が、勝った側の持ち主に直接払う。引き分けは対象外、自分のクラブ同士なら0。
ティアで区切っていたときは、フラム(51)がチェルシー(58)を倒す差7が対象になる一方、ボーンマス(53)がシティ(70)を倒す差17は対象外という逆転が起きていた。T3/T4がT1に勝つ、という条件がライン差を見ていなかったからで、これは素直におかしい。条件そのものをライン差に置き換えると逆転は消える。
しきい値12と控除8には別々の役割がある。12は「これは番狂わせだ」と全員が納得する下限で、ここでチェルシー(58)対トッテナム(50)の差8のような“ただの取りこぼし”を落とす。控除8は、しきい値のすぐ上と、ずっと上とを地続きにするためのもの。控除がないと差11で0pt・差12でいきなり2.4万ptという崖ができるが、控除8を入れれば差12=1万ptから始まって差が開くほど滑らかに増える。
全380試合のうち、ライン差12以上の対戦は174試合。うち30試合は持ち主が同じなので金が動かない。残り144試合から、年33回ほど番狂わせが出る計算(勝率モデルで試算)。1試合あたり1.0万〜7.75万pt、年間で動く総額は約84万pt。
イコライザー ― 持ちクラブの構成でついてしまう差を、開幕前に相殺する
ライン差だけで決めると、こんどは持ちクラブの構成による有利不利が残る。ハル(33)は17クラブから取れて誰にも払わないが、リヴァプール(67)は誰からも取れず13クラブに払う。つまり弱いクラブを持っている人ほど3階で得をする。1階と2階はどちらもライン基準なので期待値が全員ゼロだが、3階だけはそうならない。
実際に全380試合の勝敗確率から期待収支を出すと、丸山だけが年13.6万pt不利だった。持ちクラブが67・56・50・49で、いちばん下がノッティンガム49。取りにいける相手がほとんどいない。これは抽選のあやで、本人の判断とは関係ない。
そこで期待収支の符号を反転した固定値を、開幕時に3階へ置いておく。合計はぴったり0なので誰も得も損もしない。これで3階の期待値が全員ゼロになり、あとは実際の番狂わせだけが動く。
| 人 | 持ちクラブのライン | 期待収支 | イコライザー | 理由 |
|---|---|---|---|---|
| 猿木 | 61 / 56 / 50 / 38 | +8.3万 | −82,800 | コヴェントリー(38)が14クラブから取れる |
| 中川 | 70 / 53 / 51 / 33 | +3.6万 | −36,100 | ハル(33)は17クラブから取れる。シティの支払いと相殺 |
| 小津 | 58 / 53 / 49 / 48 | +3.3万 | −32,600 | 全員が中位。取る機会も払う機会も少ない |
| 文箭 | 72 / 53 / 50 / 36 | −1.6万 | +15,900 | イプスウィッチで取る額と、アーセナルで払う額がほぼ釣り合う |
| 丸山 | 67 / 56 / 50 / 49 | −13.6万 | +135,600 | 最下位がノッティンガム49。取りにいける相手がいない |
8,000シーズンを回して確認したところ、イコライザーを入れると5人の期待値の開きは 13.6万pt → 0.3万pt に消えた。ジャイキリが勝敗を動かす割合は 8% で、旧ルールと変わっていない(→ Appendix)。この数字はシーズン中ずっと固定で、動かさない。ただし開幕時に満額を置くと「まだ1試合もしていないのに丸山が13万pt勝っている」表示になってしまうので、消化した試合数に合わせて按分して入れる(190試合=半分消化なら半額)。最終節が終わった時点で満額に届く。
当てるだけでは足りない。ひとりで当てないと金にならない
勝敗への効き 約4%8/31(月) 23:59 までに、全員が同じ設問へ回答する。前払いの拠出はなし。当てた人は、外した人ひとりにつき単価を受け取る。外した人は、当てた人ひとりにつき単価を払う。回答の重複は自由で、全員がアーセナルと書いてもいい――その場合は誰も1ptも動かない。
締め切りまで何度でも出し直せて、他人の回答は締め切りまで誰にも見えない。だから早く出しても損をしない――全員が同じ情報量で最終回答を確定できる。
その代わり「最初に解任される監督」だけは、8月中に解任が起きると答えが割れてしまうので、判定を9/1以降で最初の解任にずらしてある。
これが「優勝はどこか」を賭けの中心に置かないための仕掛け。全員がアーセナルと書けば優勝設問は消滅するので、アーセナルとシティの奪い合いが起きない。動くのは、他人が書かないところを当てたときだけ。
| 設問 | 単価/人 | 1人だけ当てたら | 備考 |
|---|---|---|---|
| 優勝クラブ | 25,000 | +10.0万 | 全員一致なら誰も動かない |
| 得点王 | 25,000 | +10.0万 | 同点王は全員的中扱い |
| 降格3クラブ | 10,000 ×3 | +12.0万 | 1クラブずつ独立に判定 |
| CL出場圏(上位4)の4クラブ | 6,000 ×4 | +9.6万 | 順序は問わない |
| 9/1以降で最初に解任される監督のクラブ | 20,000 | +8.0万 | 相互解任・休養も解任に含む |
上限があるのは、負ける側だけ
5月末4階までの合計から全員の平均を引く。これで合計が必ず0になる。
その上で、5月末に −50万ptを下回った人はバースト。支払いはそこで止まる。実際に財布から出せない額を勝手に背負わせても、清算が成立しないだけだから。
上限があるのはマイナス側だけ。勝った人は受け取るだけなので、頭を押さえる理由がない。4人が飛べば1人で200万も取れる。
途中経過では発動しない。12月に −60万でも、5月末に −40万まで戻せばバーストは無い。判定は最終節が終わってから1回だけ。
免除された分はプラスの人から按分して引く。払われない金は誰にも届かない。ただし他のマイナスの人の支払いは増やさない ── 他人が飛んだせいで負担が増えるのは筋が通らない。
5,000シーズン回すと、3回に1回は誰かが床に届く(→ 05)。まれな事故ではなく、想定内の着地点。
ただし −50万ptを下回ったら、そこで止める(5月末のみ)
勝っても足りない。予想より上でないと、1円も入らない
去年17位のスパーズに、50を付ける理由
誰かが手で決めた数字なら、5月まで文句を言われ続ける。だから式ひとつに任せる。ただし昨季1年だけを見ると、たまたま沈んだ年のクラブが安く買える。スパーズが昨季17位41ptだったからといって、来季も41ptで終わると読むのは無理がある。だから直近3シーズンの平均勝点を使い、そこからリーグ平均52ptへ0.35だけ引き戻す。昇格3クラブは昇格順に38 / 36 / 33。
| # | クラブ | 23-24 / 24-25 / 25-26 | 3季平均 | ライン | 1節あたり | ティア |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 20クラブ合計 | リーグ総勝点は例年1,040前後 | |||||
そのとおり。60 / 42 / 71 の平均57.7を式に通して56。昨季3位の71ptだけを見れば64だったが、その前は15位42ptだった。1年の当たり年に値段が釣られないための式なので、これは意図どおりの挙動。
プレミアにいたシーズンだけで平均を取る(サンダーランドは54.0、リーズは47.0の1季ぶん)。データが1年ぶんしかないと不安定に見えるが、実際には結果が動かない。
・回帰の重みを0.45〜0.85のどこに振っても、サンダーランドは53〜54、リーズは48〜50。
・横並びで見ても歪んでいない。サンダーランド(平均54.0)=ブライトン(3季平均54.0)=ともに53。リーズ(47.0)=ノッティンガム(3季平均47.0)=ともに49。3季ぶんあるクラブと同じ平均なら、同じラインになっている。
直近3シーズンに昇格した9クラブの1年目の勝点は 12・16・22・22・24・25・26・47・54で、平均27.6。これを同じ式に通すと36になる。38 / 36 / 33 はその36を中心に、昇格順(優勝・2位・PO勝者)で振ったもの。ほかの17クラブと違う扱いに見えて、出てくる数字は同じ式の上に乗っている。
リーズとノッティンガムはどちらもライン49(3季平均も同じ47.0)なのに、T3とT4に分かれる。旧ルールではジャイキリがT4=5万・T3=3万だったので、同じ強さのクラブで2万ptの差がついていた。
そこでまず額をティアではなくライン差で決めるようにし、さらに発生条件そのものからティアを外した(→ 3階)。いまはライン差12以上という一本の基準だけで判定するので、ライン49同士は必ず同じ扱いになり、切れ目の有利不利は完全に消えている。残った「持ちクラブ構成による有利不利」はイコライザーで相殺した。
サンダーランドは「昇格1年目に7位・54pt」という珍しいケースで、同種の前例が歴史的に少ない。2年目に伸びた例も落ちた例も両方あり、どちらに転ぶかは式では決められない。ここを補正すると「誰かの読み」がラインに入ることになるので、式のままにしてある。全員が合意するなら、この1クラブだけ動かすのはアリ。動かすなら開幕前に。
20クラブのライン合計は1,053pt。プレミアの年間総勝点は例年1,040前後なので、全体としても過不足はない。
ティアは参加人数から自動で切り直す(下の抽選で人数を変えると連動)。勝点は2023-24/2024-25/2025-26の最終順位表、プレミアにいなかったシーズンは平均から除く(リーズ・サンダーランドは1季ぶんのみ)。昇格3クラブはコヴェントリー(優勝)・イプスウィッチ(2位)・ハル(PO優勝)。同ラインの並びは3季平均→昨季勝点の順で決めている。
9か月続けられるかは、火曜の夜に決まる
面倒になった瞬間に、この遊びは死ぬ
9か月続く遊びを殺すのは、負けでも揉め事でもなく面倒くささ。だから毎週やることは1クラブ選ぶだけにした。集計は幹事が週1でまとめて入れる。
- 自分の持ちクラブが最初にキックオフする時刻までにキャプテンを1クラブ指名
- 未指名ならライン最上位が自動で入る
- 指名の変更は自由(節が始まるまで)
- 節終了後に順位表を1回貼り付ける
- 勝点・キャプテン・収支は自動計算
- グループに順位だけ流す
- シード数字を持ち寄って抽選
- プロップ5問に回答
- レートとラインの最終合意
- 最終節終了後に自動決済
- ±50万ptの上限判定
- 最下位が次シーズンの幹事
正直に書いておくと、集計画面はまだない。 このサイトに今あるのは、ルール・ライン・抽選・試算まで。順位表の取り込みと毎節の収支表示は、抽選が終わって参加者が固まってから作る(開幕節に間に合わなくても、勝点は後から入れれば同じ結果になる)。
番狂わせは事故じゃない。値札がついている
疑うなら、自分で5,000回まわせばいい
「そう決めたから」で9か月は持たない。ここに置いてあるのは検算の道具で、条件を変えれば結果もその場で変わる。納得できなければ壊してほしい。
1勝点が15,000円。5月には810,000の差になる
1勝点いくらが妥当かは、感覚では決まらない。シーズンを丸ごと回して確かめた。各クラブの実勝点をライン±ブレで生成し、キャプテン・ジャイキリ・プロップも含めて決済まで通した結果が下。15,000ptなら、5人で+37万/+16万/±0/−16万/−37万、4人なら+35万/+11万/−11万/−35万。ただし「誰かが上限50万ptに当たるシーズン」が約半分ある――上限は例外ではなく、わりと普通に踏む。踏みたくなければレートを12,000〜13,000に落とす。スライダーを動かすと即座に再計算する。
※ 各クラブの実勝点は「ライン+正規乱数」で生成し、リーグ総勝点1,045に正規化している。キャプテンは38節ぶんの上振れ下振れ、プロップは的中配点のばらつきを簡易モデルで置いた。実際のシーズンはクラブ間に相関があるので、ここより少しだけ幅が狭くなる。
幹事にも、出る目は動かせない
「あいつが回した」と一度でも思われたら、その時点でこの遊びは終わる。だから全員がシードを1つずつ持ち寄る方式にする。5人の数字をつないだ文字列をSHA-256でハッシュ化し、その値だけで並びが決まる。1人でも違う数字を入れれば結果は完全に変わり、逆に同じ数字を入れれば誰の端末でも同じ結果が再現できる。あとから検算できる形になっている。
強いのも弱いのも、ひとりに1つずつ
ライン順に並べた20クラブを人数ぶんのティアに割り、各ティアから1クラブずつ配る。全員が上位1・中位・下位1を必ず持つので、「上位総取りの人」も「下位だけの人」も構造的に発生しない。期待値はラインが揃え、ブレの大きさはティアが揃える。